2008年4月27日日曜日

三大瀑布=袋田の滝(果てへの旅5)





ゴールデンウィークに入って、皆さん如何お過ごしでしょうか。

私はまだ東京にいます。祝日の間が開きすぎていたので帰省は5月になってからになりました。


東京にいるときはほとんど部屋にいるので、これはダメだと思い電車に乗って水戸を目指しました。普通電車のグリーン席がなんともいえずいい感じです。また昼前というええ加減な時間帯だったため、ガラガラでのんびりした旅が出来ました。水戸で偕楽園か水戸線に乗ろうと思っていたのですが、急に以前より行きたいと思っていた日本三大瀑布のひとつ袋田の滝に行ってみることにしました。

乗る電車は水郡線。終点は福島県郡山、目的の袋田は全路線の三分の一くらいの1時間強で到着した。駅から滝まではおよそ3キロメートル、写真を撮りながら50分ほどかけて到着。ゴールデンウィークの日曜だというのに観光客は少なかった。

滝を見るためにはトンネルを越えていく必要があるため、入り口で300円を払い中に入り、300メートルくらい進むと眼前に袋田の滝の壮大な光景が飛び込んできた。水量が多ければかなりダイナミックな光景となるであろうことは容易に想像できる偉容であった。タイプからすると華厳の滝に近く、それでいて張り出している岩のボリュームは他にないものであった。

滝としては非常にすばらしい観光地ではあるが、帰りがけに寄った地元のそば屋のおばさんによると20年前に比べると、大幅に観光客は減っているとのことであった。こないだ秩父でも聞いた話だが、こういった行程の短い風景を目的としたところは、もう一度来ようという気にはなりにくいのかもしれない。もう久しく言われていることだが、滞在型のアトラクションでないと昨今は厳しいのかもしれない。ただ、観光客の中に車椅子の方や足の弱った老人の方が、家族に付き添われてなんとか滝の前までたどり着き、喜びに顔を輝かせているのを見ると、このような観光地はなんともいいものだと思う。

誰とでも思い出を分かち合える観光地。そのような所はこれからもずっと無くしてほしくはないものである。

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