2014年8月17日日曜日

トランスフォーマー ロストエイジ


今週末は男泣きの方々とジストへ公開して暫く経つトランスフォーマー第4作「ロストエイジ」を観に行ってきた。今回の参加者は会長、ユダ、ロックオンと私の四名。まだ、お盆休みの雰囲気が漂う二十時半の開始だった。
私は特にトランスフォーマーの熱心なファンではないが、都合全作観賞している。なので、大好きではないが、毎回結構楽しんできている。
前回で一応メガトロンとコンボイの戦いには決着がついたのだが、この新作ではどのような展開が待っているのか?
前作までのどうでもいいパートを務めたへなちょこの兄さんはクビになり、人間側の登場人物は一新されている。しかし、人間側のドラマは本当にどうでもいいパートとして、今作でも全体の半分を占めている。ストーリーは別として、構成は変わらない。これは吉本新喜劇の恋愛パートにも通じる様式美というべきなのかも知れない、映画版トランスフォーマーの不変の法則である。(観客の誰もが気にも止めていないが、必ずありますよね。マイケル・ベイはあそこで笑いをとるつもりだろうけど、アメリカ人じゃないので、そこまで高まらないのだ。)
物語の方は相変わらず、どうでもいい感じなのだが、映像は見応えがある。否、そこだけを観る映画なのだが、変に凝った人間模様を入れたせいで、三時間の上映時間中一時間は無駄に過ごした気がした。

・トランスフォーマー ロストエイジ ・・・・・・ 6点

この技術力でゲッターロボ作って欲しい。頼むルーカス!(焼け死んでたけどw)

2014年7月6日日曜日

オール・ユー・ニード・イズ・キル


今週末は予定通り、トム・クルーズ主演の新作「オール・ユー・ニード・イズ・キル」を、半年ぶりの参加の会長を入れて総勢五名で観に行ってきた。
上映2日目、21時の回でまあまあの人の入り。しかし、広告の量からすると若干少ないかも知れない。
いつもの指定席で、最近更に酷くなったCMを我慢しつつ、飲み物ばかり口にしていると、半時間程してやっと本編が始まった。この映画館の宣伝は投書したくなるしつこさだ。

本編の内容は予告編を観ていたので、ある程度予想していたが、実際の映画は本当に巧みに作られていた。
タイムパラドックスものは大概、ご都合主義が蔓延しているのだが、今作はそれを最低限、気にならない程度に演出されていた。
映像だけではなく、先のストーリーが気になる久しぶりの映画だった。
こんなに物語が面白かったのは、ダークナイト以来かも知れない。
更に予告編からの期待を裏切らないところが素晴らしい。
トムさん、かなりのオタクですよねぇ。ツボが分かっていらっしゃいます。宇宙戦争も良かったし、彼にはこれからもドンドン、侵略エイリアンと戦って貰いたい。

 ・ オール・ユー・ニード・イズ・キル ・・・・・・ 9点(実際は8.5点)

次回はトランスフォーマーかゴジラで、お会いしましょう。

2014年6月1日日曜日

X-MEN: フューチャー&パスト


今週末は以前より予定されていたX-MENの新作を男泣きの面々と見に行った。(会長欠席)
X-MENはもう何作作られたろうか。最初のX-MENは十年以上前に観に行っ たが、期待していた物とは違い、がっかりしたような気がする。一番の理由はウルヴァリンがかっこよすぎて原作からかけ離れていたことが最大の理由だが、その他もマグニートがじじいすぎる、サイクロップスがお子ちゃまに見えるとか、黄色のスーツ拒否とか、兎に角監督のブライアン・シンガーは原作に思い入れ無しだなと諦めてた。
その後、2、3作目も観たには違いないが、映画館ではなく、DVDでだったかもしれない。兎に角余り熱心ではないもののチェックは続けていた。(ウルヴァリンのスピンオフ物は全く観ていないがw)
そして昨年、コンビニで安く売られている最初の物語(「ファースト・ジェネレーション」)を観て、存外に面白かったので、X-MENは今後復活するかもしれないと密かに期待していた。
今作の唯一の危惧はウルヴァリンが出て来ることだったが、結果から言えば、余り気にならなかった。やっとブライアン・シンガーも分かったようだ。ウルヴァリンはキャラは立っているが、戦闘では大して重要ではないことが。
今回でやっと期待水準まで映画版も来たかと思った。
続編は新世代メンバーでやるようだし、ウルヴァリンにとんちんかんな大活躍をさせなければ、面白くなりそうだ。
X-MENは正義の身勝手集団対強力なピンの悪役でやれば良いのだ。しかし、それを纏めるのはウルヴァリンじゃおかしいでしょ、ってことです。

・X-MEN: フューチャー&パスト ・・・・・・ 7点

センチネル最高!観たいシーンに応えてくれるのはお前らだけや。(センチネルでスピンオフ作ってくれたら観に行くわw)

2014年5月25日日曜日

キカイダー REBOOT


今週末も男泣きの面々(会長、ユダ先生ダブル欠席)と和歌山のジストに行ってきた。
今回のお題は石ノ森先生の特撮ヒーローモノ原作マンガの最高傑作「人造人間キカイダー」のリメイク映画だ。
キカイダーは時代ごとに色々と リメイク(メタルダーとかもあったよねw)されているが、未だ原作マンガを超えたという話を聞かない。アニメのキカイダーはどうだったのだろうか、評判はよかったが私は残念ながら未見だ。
三週間前、「アナ雪」効果で満員だったチケット売り場も、19時開始のこの作品では、恐ろしいほど閑散としていた。入場するまでは、観客は我々だけかと思っていたが、一応他に十数名入場した。とりあえず、公開二日目の土曜日なのだ。
久しぶりにレイトショーではない時間だったため、隣に5、6歳くらいの男の子が二人座った。嫌な予感がムンムンしたが、あまり騒ぐようなら叱らねばなるまいと思いながら、観始めた。
始めはややうるさかったお子様たちも、半時間もすると完全に飽きたのか静かになってしまった。
初めは「キカイダーだ!」とか騒いでいたのに、途中からは「画面に酔った」「おしっこいきたい」とか元気が見る見る無くなってきた。(それでも走る回るとかはしなかったので、最低限のマナーは身に付けている様だ。)
普通なら、少しくらい注意してやるレベルかもしれないが、この映画ではすっかり許せてしまった。
それほど、この新作キカイダーは気合を入れて観る映画ではないことが、途中からビシバシ分かってきたのだ。

詳しくは書かないが、以下の傾向があった。

・キカイダーが弱い
・プロフェッサー・ギルが小物過ぎ
・敵のアンドロイドがほとんどいない
・ご都合主義前提のシナリオ
・光明寺博士がミスターの息子(演技に問題なし)
・ セリフがくどい
・ダークの基地が栃木県
・ハカイダーの画面外の威力が凄過ぎる
・光子が庶民的(親しみがある!)

まあ、案の定やってしまったという感じか。
アクションは結構頑張っています。(特に出だしは)

一応、続編を構想しているようである。
(今作を観るつもりなら急いだほうがよい。上映期間短そうだ。)

・キカイダー REBOOT  ・・・・・・ 5点

”電磁エンド”はヤバい。(作品的にw)

次回は「Xメン」あたりか。


2014年4月27日日曜日

アメイジング・スパイダーマン2


今週末は男泣きの選抜の面々(会長・偽ロックオン欠席)と公開二日目の「アメイジング・スパイダーマン2」を観た。
私はサム・ライミ版の三部作はかなりスキだが、ライミ版からあまり時間をおかずに作り直された今作の一作目は、興味が今一低くて観ていなかった。
観ないままかなりの時間を経過してしまったが、前日(金曜の夜)にキンドル版で鑑賞した。
はっきり言って、面白くなかった。何もかも最近観た「ソー」「キャプテン・アメリカ」未満だった。「アメイジング~」のスパイダーマンは、トビー・マクワイアのヒーロー像と違い過ぎたのが最大の原因だと思うが、格闘シーンもCG過ぎて、迫力不足に感じた。
というわけで、あまり期待せずに臨んだのだが・・・(自分の中のハードルを事前に下げているようにも思うがw)

観終わった結論は、「傑作に近い快作」である。
一作目のピーターのヘナチョコ度が、今作を経過することによって見事に成長過程の一端であったことが、明確に分かるストーリー展開。ある意味、見事なシナリオ展開であった。
スパイダーマン は、キャプテンアメリカと比べてもアクションがショボイなぁと思っていたが、一対一の対決なら、かなり強いテクニカルキャラであることが分かった。
マジに強いですよ!
さらに他のマーベルのヒーローには無いほどの親しみやすさ(一般人と馴染んでいる)。この感じはマンガ「ワンピース」のモンキー・D・ルフィーに近い。もともと、アメコミでもこんな感じのヒーローかもしれないが、 私が観てきたスパイダーマンにはない、ヒーロー像だった。これは新鮮だ!
 ちゃっかりしてますw

ストーリー的には2作目が終わった段階で、ヒーローとしてはほぼ完成されたようである。この先、スパイダーマンにどのような終局が待っているのか、分からないが(というより何回も映像化されているから、それほど変えようもないと思うが)楽しみである。
それに今回の設定なら、いつでもアベンジャーズに参加できますな!

・アメイジング・スパイダーマン2 ・・・・・・・・・ 7点

次回は「X-メン」ですかいな。

2014年4月20日日曜日

キャプテン・アメリカ2 -ウィンター・ソルジャー-


4月の第二土曜日、「キャプテン・アメリカ2-ウィンターソルジャー-」の公開第一日目にいつもの男泣きの面々(会長欠席)とジストに行った。
この日は、名探偵コナンの新作映画も封切りとあって、いつになくジスト和歌山は混んでいた。
正月以外でこんなに混んでいる映画館は久しぶりかもしれない。

今年二本目のマーベルヒーロー、キャプテン・アメリカは昨今のアベンジャーズ映画の中では地味な印象のキャラである。
基本的には人間枠であるため、空を飛んだり、超常的な能力は無い。もっぱら肉弾戦のみのヒーローである。本来なら地味な話になりそうなのであるが、周りのサブキャラが華やかであることと、映画のマーベルヒーローの中では、抜群の高潔な精神により、物語はアメリカ映画では珍しいほどの正道ヒーローストーリーになっている。

映画のマーベルワールドは、昨今の現実と同じく、善悪の境界は曖昧で、正義は圧政であったりする。しかし、そのような状況の中で、キャプ(キャプテン・アメリカの通称)の理念は揺るがない。それは他の登場人物にとっては嘲笑の的であったりするわけであるが、そのようなことでキャプの意思は揺るがない。正に伝統的な正義であることの気高い孤独がそこにある。

このようないい子ちゃん映画を連続で見せられると、食傷気味になるものだが、幸か不幸か昨今のマーベル映画にも、DC映画にもここまでイノセントな主人公はいない。
アイアンマン、マイティー・ソー、X-メンときて、一本だけ正統派のキャプテン・アメリカを入れるのは、非常にバランスがいいと思う。

また、今回のストーリーもよく練られた面白いものだった。
マーベルコミックではあり得ない事を、一度見せてどんどんサスペンス風に展開していく物語は、最近のマーベル映画の中でも出色の出来だったと思う。(否、内ゲバはお家芸かもしれないw)

個人的には一作目、今作と「キャプテン・アメリカ」へのリスペクトは右肩上がりである。
個人的には、もはやアベンジャーズはトニー・スタークだけのものではないと思っている。



(当然、ブラック・ウイドーが一番には違いないが・・・w)


・キャプテンアメリカ2 -ウィンターソルジャー- ・・・・・・ 8点(スキの無い作り!)

次回は「アメージング・スパイダーマン2」でしょう!

2014年3月23日日曜日

ホビット2 竜に奪われた王国


先日、男泣きの面々(会長は欠席)と今年の重要映画の一本、「ホビット2 竜に奪われた王国」を観てきた。

前回の一作目がかなりの傑作だったため、相当の期待感を持って観てしまった。しかし、大きすぎる期待は裏切られるもの。映像は一級品なのだが、全体的な内容は消化不良の映画になっていた。
そもそも、今作も上映時間は2時間50分あるのだが、原作のホビットの冒険は、指輪物語の三分の一の程度の分量、これを一作三時間程度の三部作にするのは、流石に無理があったようだ。
前作では感じられなかった、尺繋ぎが頻繁で、観ているのがつらい。てこ入れのレゴラスと姉さんエルフの活躍は、逆にホビットの冒険の世界観を壊しているような気がした。

商業映画だから仕方ないのかもしれないが、この監督のトールキンリスペクトの純度を応援していたので、この流れはいただけなかった。こんな展開を今までの指輪物語のファンも望んでいなかったであろう・・・実際、エルフがこんなに強いなら、闇の軍団もエルフ軍だけで圧倒できるだろう。(まあ、どうでもいい話だが・・・w)
また、王子トーリンの迷いや葛藤も、時系列的に見ると非常に違和感があった。無理に尺を繋ぎすぎた結果、物語の軸までが狂ってしまったようだ。

樽バトルとか見所もあるのだが、今回は今までのシリーズの中でもワーストの不出来さであった。(エレボールでのくだりもつまらなかった。)

今思えば、トールキンの作品は恋愛より、親子の愛情や友との友情がメインのモチーフであったはずである。今作ではそれが全て薄っぺらい恋愛に置き換えられていて、至るとこで居心地の悪い映画となってしまった。

・ホビット2 竜に奪われた王国 ・・・・・・ 6点

是非、一年後の三作目完結編では奮起を期待したいものである。

2014年2月10日月曜日

マイティ・ソー ダーク・ワールド


ほぼ一年ぶりに男泣き映画大会の面々と和歌山で映画に行った。
急なセッティングだったので、適当に選んだ映画が「マイティ・ソー ダーク・ワールド」だ。ソーシリーズの2作目である。アベンジャーズを入れると3作目ということになるが、私はソーの1作目は見ていない。しかし、どう考えても複雑な設定なんかは無いと思っていたので、気にせず観た。
アベンジャーズの中でもハルクと並んで、一番興味が無いのがソーだったため、はっきり言って、どうでもよかったのだ!
しかし、このブログでもよくあることだが、そういった何の期待もしていない映画ほど面白いことがあるものだ。
そして、今作もそうであった!
敵のダークエルフは初見では、だめだこりゃ!という感じだったのだが、映像がすごい!無理やり強敵であることを納得させられてしまった。
ロード・オブ・リングちっくな戦闘が続くが、どこかスター・ウォーズっぽい飛び道具もあり、飽きさせない。
ストーリーはいつものことながら、かなりばかばかしい世界破壊作戦なのだが、ソーとダークエルフの戦闘シーンの演出が出色の出来!ほとほと感心するような作り込みであった。ソーの脳筋ぶりが、気にならない怒涛の展開である。
はっきり言って、マイティ・ソーでは主人公のソーはどちらかというとキャラ立ちはしておらず、ストーリーを進めるための大道具に近いように思う。今回も弟のロキがかっこよく、この俳優にマイケル・ムーアコックの永遠のチャンピョンシリーズを主役でやらしてみたい。メルニボネのエルリックとか紅衣の公子コルムあたりがはまっているように思う。
あとよかったのは、アミダラ姫こと三十代になったナタリー・ポートマンの腰つきと、その助手のオタクっぽいねーちゃん(個人的にはこの眼鏡っ娘が一押し!)が、非常に見応えがあった。

しかし、アベンジャーワールドは強敵ばかり、金太郎飴のごとく襲って来ますなぁ・・・

マイティ・ソー ダーク・ワールド ・・・ 8点(最近のアベンジャーズ・シリーズはハズレ無しですな。)

次回はホビット2、キャプテンアメリカ2あたりか?
今年(平成26年)は男泣き映画大会は増加しそうである。

では、また!