かつてこの世の果てでひっそり同人活動を行っていたサークル。それがGPX企画です。そこで大体定期的に作成されていた会報「欲の皮」。そのまぼろしの会報をネット上に再現するブログです。このブログは何人かのGPX企画の生き残りでお送りしています。
2014年4月20日日曜日
キャプテン・アメリカ2 -ウィンター・ソルジャー-
4月の第二土曜日、「キャプテン・アメリカ2-ウィンターソルジャー-」の公開第一日目にいつもの男泣きの面々(会長欠席)とジストに行った。
この日は、名探偵コナンの新作映画も封切りとあって、いつになくジスト和歌山は混んでいた。
正月以外でこんなに混んでいる映画館は久しぶりかもしれない。
今年二本目のマーベルヒーロー、キャプテン・アメリカは昨今のアベンジャーズ映画の中では地味な印象のキャラである。
基本的には人間枠であるため、空を飛んだり、超常的な能力は無い。もっぱら肉弾戦のみのヒーローである。本来なら地味な話になりそうなのであるが、周りのサブキャラが華やかであることと、映画のマーベルヒーローの中では、抜群の高潔な精神により、物語はアメリカ映画では珍しいほどの正道ヒーローストーリーになっている。
映画のマーベルワールドは、昨今の現実と同じく、善悪の境界は曖昧で、正義は圧政であったりする。しかし、そのような状況の中で、キャプ(キャプテン・アメリカの通称)の理念は揺るがない。それは他の登場人物にとっては嘲笑の的であったりするわけであるが、そのようなことでキャプの意思は揺るがない。正に伝統的な正義であることの気高い孤独がそこにある。
このようないい子ちゃん映画を連続で見せられると、食傷気味になるものだが、幸か不幸か昨今のマーベル映画にも、DC映画にもここまでイノセントな主人公はいない。
アイアンマン、マイティー・ソー、X-メンときて、一本だけ正統派のキャプテン・アメリカを入れるのは、非常にバランスがいいと思う。
また、今回のストーリーもよく練られた面白いものだった。
マーベルコミックではあり得ない事を、一度見せてどんどんサスペンス風に展開していく物語は、最近のマーベル映画の中でも出色の出来だったと思う。(否、内ゲバはお家芸かもしれないw)
個人的には一作目、今作と「キャプテン・アメリカ」へのリスペクトは右肩上がりである。
個人的には、もはやアベンジャーズはトニー・スタークだけのものではないと思っている。
(当然、ブラック・ウイドーが一番には違いないが・・・w)
・キャプテンアメリカ2 -ウィンターソルジャー- ・・・・・・ 8点(スキの無い作り!)
次回は「アメージング・スパイダーマン2」でしょう!
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