2008年3月20日木曜日

果てへの旅

外国には行ったことはないのだが旅は好きな方である。
電車、バイク、車、飛行機…手段はいろいろだが、電車かバイクが多いように思う。何か制限があった方が旅を実感できるからだ。
しかし今回は車を買ったばかりなので、車で出かけてみた。
本日の走行距離は350キロ、鳥取の中央三朝温泉に投宿している。
古くは因幡の国、古の都であった地を行くのは楽しい。現代の経済圏からすれば便利なところとは言えないが、古くから人が住んでいた理由がわかる穏やかな地形だ。この土地でどのようなことがあったのかは、文献に伝説として漠然と載っているに過ぎないが、ここにも遠野、花巻に通じる見えない王国の気配を確かに感じる。こんもりした山の冬枯れのブナ木の陰に、山間の溶け始めた残雪の縁に神代の息吹が感じられる。
都会は人が多すぎて、別のものが入る余地はないようだが、この地には至る所に不可知なものが住まわっている。
田舎は退屈なところかもしれないが、その奥には底知れない未知の王国が広がっているように思えて仕方ない。だから私はこんなにも知らない道ばかり辿るのだろう。
(20080320 ヒヒヒ)

3 件のコメント:

ヅダ さんのコメント...

温泉旅行ええなぁ~
とりあえず写真あげてプリーズ

ヅダ さんのコメント...

そうそう、このブログ結構勝手にいじってますけどイイ?
タイトルはヒヒヒさんので良いと思います。

GPX さんのコメント...

当然どうやってもええよ。
とりあえず、代理で立てただけだから。