鉄道で旅をすることが多い。結構メジャーな趣味でJR全線乗り尽くしなわけだが、これは半端な覚悟ではできず、たとえて言うなら今早川文庫から出ているペリー・ローダンシリーズを全巻読破するに等しい労力を要求される。
乗り尽くしで80%くらいはお金を使えば割とすんなりクリアできるのだが、残りの20%くらいがかなりの努力と時間を使うことになる。
例えば岩泉線というのが岩手県の山の中を走っているのだが、この総延長20キロ足らずの路線に乗るためには、盛岡から山田線という二時間に一本の電車に一時間以上乗って茂市に行く必要があり、さらに岩泉線は朝に1本、夕方2本という超過疎ダイヤのため、行って戻ってくることが困難なのだ。更に乗り鉄(鉄道に乗るのが趣味なマニア)としては、昼間で景色が見えることが重要なのでいくら乗れると言っても夜の便は基本パスだ。
自分が行ったときは冬だったので初めから日帰りは諦め、盛岡からバスで岩泉に入り、翌朝の便で岩泉線に乗車を果たした。
てなことをした結果、東北地方はあと一路線を残すのみとなった。この道の先輩とも話したのだが、中国地方のローカル線がもっとも攻略が難しいということになっている。他にもまだ一杯未乗車区間はあるのだがゆっくり攻略していこうと思ってる。
行き止まりの終点で次の電車が来るまで待っている時間は、他では味わえない独特の時間だ。何もないからしかたない。非日常なだけではなく、非自分的なことに気づくとき寂しい満足感が充ちてくる…
(20080323 ヒヒヒ)
1 件のコメント:
そーいや新潟地震の時、gpxさん電車に閉じ込められてたよね。
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