GPX企画の残党の方々と定期的に映画館で映画を見るようになてから十年は経つと思うが、確か最低の映画として強く記憶に残ている<JM>が1995年公開なので間違いなくそのくらいは経っているのだが、最初の映画が何だったかまったく覚えていない。まあ、どうでもいいものだったのだろう。
で当タイトルの話だが、これも1995年公開の<ブレイブハート>にまつわる話なのだが、これはメル・ギブソン主演の中世のスコットランドの動乱を描いた物語で、例によってラストで主人公のメルは悲劇的な最後を遂げるのだが、俺的にはあまりに演出がくどいので最後のお涙頂戴シーンはやや白けてしまっていた。そのまま三時間の長い上映時間が終わり、映画館の外に出たときは午前3時を回っていた。一緒に映画を見ていた友人Yが先ほどからやけに言葉少なだったため、その顔を何気に見てみると目を赤くして涙ぐんでいるではないか。
「眠たいのか?」
恐る恐る訊いてみると奴は「感動した」とだけ言った。
深夜3時過ぎ、人通りの絶えた商店街のアーケード下、確か俺らの他に客は2、3人の映画。
徹夜明けに似た頭痛を感じながら、俺は叫んだ。
「○○○ぃ(Yの姓)っ、男泣きっ!!」
絶叫はアーケードの静寂に飲み込まれ伝説になった。
そして映画鑑賞会は未だにつづいている。
新たな男泣き映画を探し続けている。
(20080316 ヒヒヒ)
1 件のコメント:
ぶらくり丁にローレン
なにもかも懐かしい・・・
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