2008年8月3日日曜日

ダークナイト

こないだも「スピードレーサー」が面白いと書いたところだが、昨日(8月2日)、人生のBEST5に入るような映画を観た。「バットマン ダークナイト」だ。
今まではマイケル・キートン主演「バットマン・リターンズ」がバットマン映画の最高峰だと思っていた。しかし今回「ダークナイト」によって、ティム・バートン監督のバットマンは完全に過去のものになった。「ダークナイト」の前作「ビギンズ」はバットマンのアナザーワールドといった番外編として受け止めていたが、今回の「ダークナイト」によって、こちらの世界観こそ”バットマン”と感じるようになった。映像、ストーリー、ギミック、俳優すべてが予想を覆す規模で、隙間なく作成されている。続編を必要としない稀有な中篇だ。
ヒーローアクション映画の最高峰「ロボコップ1」を超える映画を20年経ってやっと観た。
もともと”バットマン”が好きなのだが、この映画は特別な映画になった。
この映画を”バットマン”だからという理由で見ない人は人生を損していると思うが、逆に「バットマン・リターンズ」で、トレーニング用の鉄棒に逆さまにぶら下がって、暗闇の中のゴッサムシティを暗い瞳で見ていたブルース・ウェイン(当時マイケル・キートン)に共感できない人間には、意味のない映画なのかもしれない。
それでもこの夏、「ポヨ」しか見ないのは、もったいない。この映画は観ときなはれ。

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