かつてこの世の果てでひっそり同人活動を行っていたサークル。それがGPX企画です。そこで大体定期的に作成されていた会報「欲の皮」。そのまぼろしの会報をネット上に再現するブログです。このブログは何人かのGPX企画の生き残りでお送りしています。
2014年4月27日日曜日
アメイジング・スパイダーマン2
今週末は男泣きの選抜の面々(会長・偽ロックオン欠席)と公開二日目の「アメイジング・スパイダーマン2」を観た。
私はサム・ライミ版の三部作はかなりスキだが、ライミ版からあまり時間をおかずに作り直された今作の一作目は、興味が今一低くて観ていなかった。
観ないままかなりの時間を経過してしまったが、前日(金曜の夜)にキンドル版で鑑賞した。
はっきり言って、面白くなかった。何もかも最近観た「ソー」「キャプテン・アメリカ」未満だった。「アメイジング~」のスパイダーマンは、トビー・マクワイアのヒーロー像と違い過ぎたのが最大の原因だと思うが、格闘シーンもCG過ぎて、迫力不足に感じた。
というわけで、あまり期待せずに臨んだのだが・・・(自分の中のハードルを事前に下げているようにも思うがw)
観終わった結論は、「傑作に近い快作」である。
一作目のピーターのヘナチョコ度が、今作を経過することによって見事に成長過程の一端であったことが、明確に分かるストーリー展開。ある意味、見事なシナリオ展開であった。
スパイダーマン は、キャプテンアメリカと比べてもアクションがショボイなぁと思っていたが、一対一の対決なら、かなり強いテクニカルキャラであることが分かった。
マジに強いですよ!
さらに他のマーベルのヒーローには無いほどの親しみやすさ(一般人と馴染んでいる)。この感じはマンガ「ワンピース」のモンキー・D・ルフィーに近い。もともと、アメコミでもこんな感じのヒーローかもしれないが、 私が観てきたスパイダーマンにはない、ヒーロー像だった。これは新鮮だ!
ちゃっかりしてますw
ストーリー的には2作目が終わった段階で、ヒーローとしてはほぼ完成されたようである。この先、スパイダーマンにどのような終局が待っているのか、分からないが(というより何回も映像化されているから、それほど変えようもないと思うが)楽しみである。
それに今回の設定なら、いつでもアベンジャーズに参加できますな!
・アメイジング・スパイダーマン2 ・・・・・・・・・ 7点
次回は「X-メン」ですかいな。
2014年4月20日日曜日
キャプテン・アメリカ2 -ウィンター・ソルジャー-
4月の第二土曜日、「キャプテン・アメリカ2-ウィンターソルジャー-」の公開第一日目にいつもの男泣きの面々(会長欠席)とジストに行った。
この日は、名探偵コナンの新作映画も封切りとあって、いつになくジスト和歌山は混んでいた。
正月以外でこんなに混んでいる映画館は久しぶりかもしれない。
今年二本目のマーベルヒーロー、キャプテン・アメリカは昨今のアベンジャーズ映画の中では地味な印象のキャラである。
基本的には人間枠であるため、空を飛んだり、超常的な能力は無い。もっぱら肉弾戦のみのヒーローである。本来なら地味な話になりそうなのであるが、周りのサブキャラが華やかであることと、映画のマーベルヒーローの中では、抜群の高潔な精神により、物語はアメリカ映画では珍しいほどの正道ヒーローストーリーになっている。
映画のマーベルワールドは、昨今の現実と同じく、善悪の境界は曖昧で、正義は圧政であったりする。しかし、そのような状況の中で、キャプ(キャプテン・アメリカの通称)の理念は揺るがない。それは他の登場人物にとっては嘲笑の的であったりするわけであるが、そのようなことでキャプの意思は揺るがない。正に伝統的な正義であることの気高い孤独がそこにある。
このようないい子ちゃん映画を連続で見せられると、食傷気味になるものだが、幸か不幸か昨今のマーベル映画にも、DC映画にもここまでイノセントな主人公はいない。
アイアンマン、マイティー・ソー、X-メンときて、一本だけ正統派のキャプテン・アメリカを入れるのは、非常にバランスがいいと思う。
また、今回のストーリーもよく練られた面白いものだった。
マーベルコミックではあり得ない事を、一度見せてどんどんサスペンス風に展開していく物語は、最近のマーベル映画の中でも出色の出来だったと思う。(否、内ゲバはお家芸かもしれないw)
個人的には一作目、今作と「キャプテン・アメリカ」へのリスペクトは右肩上がりである。
個人的には、もはやアベンジャーズはトニー・スタークだけのものではないと思っている。
(当然、ブラック・ウイドーが一番には違いないが・・・w)
・キャプテンアメリカ2 -ウィンターソルジャー- ・・・・・・ 8点(スキの無い作り!)
次回は「アメージング・スパイダーマン2」でしょう!
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