お彼岸に実家に帰りいつもの面子(会長欠席)と
MH3Gの合間に映画版「シャーロック・ホームズ シャドウゲーム」を観てきた。
ロバート・ダウニーJrとジュード・ロウによるコンビの第二作目だ。
前回はまったく期待せずに偶然観たのだが、その出来に正直驚いた。
世界観、シナリオともによく練られていて面白かったからだ。
しかし、世間での評判はそれほどでもなく、
このよく出来た世界観が一回限りとはさびしいもんだと思ったが、
やはりというか、当初から想定済みというか、第二作目がありました。
(まだ三作目もありそうですw)
その出来やいかに?
前評判はまったく聞いていなかったのですが、
噂によればよいとのこと。
ですが行ってみると、映画館は公開一週間というのにけっこうな寂しさ。
でも、ですよ。
この映画は面白いです!
吹替版で観たのでよけいに内容がよく分かったのですけど、
ストーリーは結構強引かもしれません。
しかし、二時間しかない枠で大河ドラマみたいなじっくりとした説明描写はそもそも無理な話。
割り切ってガンガン名シーンを畳み込んでいくといった演出は心地よかったです。
原作のイメージをそこはかとなく漂わせながら
基本はあくまでも猥褻、下品にと娯楽のツボを押さえています。
骨太でありながらあくまでもイギリス的なブラックユーモアを混ぜつつ
進行していくアクション映画は他に例のないものです。
昔「おしゃれ泥棒」とかいうイギリスのギャグ探偵ものがありましたが、
それをもっと計算づくに面白くした感じです。
前回も書きましたが、ダウニーJrのホームズとロウのワトソンは
やはりどこか、古いルパン三世のルパンと次元にかぶるところがあります。
最近、邦画ではめっきり見なくなった男同士の友情が、
恥ずかしくない形で(逆に露骨に)真正面から描かれているのは現在の女性客重視の商業主義と離れていますが、やっぱいいもんです。
・シャーロック・ホームズ シャドウゲーム・・・・9点 (8.5くらいですが、エールを込めて)
んでは、また。